日本生活環境支援協会は実生活に密着した技術スキルに資格認定を行っている団体です。
生活スキルに対して一定の基準を設け、一定の水準以上であると認定されれば技術認定として日本生活環境支援協会が発行する資格を取得することができます。
資格を取得することにより、その資格に関するスキルが一定以上であるということが客観的に認められるためにそのスキルを必要とする企業に自分の人材として売り込む際のPR材料になります。
日本生活環境支援協会は資格取得した技術者の社会的地位向上、という目標を大きく掲げている団体でもあります。
本稿では、インターネットなどを中心に発言されている日本生活環境支援協会の評判をまとめます。
日本生活環境支援協会が発行している資格
日本生活環境支援協会が発行する資格は以下の9つです。
・住まいアドバイザー認定試験
建物、特に建築資材に対しての知識、住む人の視点からの住まいの鑑定能力に対してアドバイスできる程度の知識を有していることが認定される資格
・ハウスクリーニングアドバイザー認定試験
ハウスクリーニング、つまり家の掃除や片付けに対して的確にアドバイスできる知識を有していることが認定される資格。
・収納マイスター認定試験
住まいの収納の有効活用、片付けにかんする合理的な知識、いわゆる片付けが苦手な人に的確なアドバイスができることが認定される資格。
・ガーデニングアドバイザー認定試験
ガーデニングに関する技術、知識でアドバイスができると認定される資格
・手芸アドバイザー認定試験
裁縫や編み物など、一般的な手芸に加え、カーピングやギャザーなどの知識と実践できる技術を有していると認定される資格
・環境生活指導士認定試験
環境学に一定の知識を持ち、実生活における身近な環境問題の改善などをアドバイスできると認定された流資格
・土地建物アドバイザー認定試験
土地に対する建物の知識があり、土地特有の問題などをアドバイスできると認定された資格。
・住生活材料品質鑑定士認定試験
建築材料から建物を鑑定、判断できる知識を有していると認定される資格
・ライフ環境アドバイザー認定試験
より快適に生活できる環境作りを提案できる知識を有していると認定される資格。
障害者、高齢者が住むための施設に何が必要か?などのアドバイスも含まれます。
以上の9つの資格を認定、発行しています。
日本生活環境支援協会の評判、人気のある資格
実際に日本生活環境支援協会で資格を取得し、それを仕事に生かしている人が多く存在し、現在増加傾向にあります。
特に【収納マイスター】と【ハウスクリーニングアドバイザー】の二つの資格は人気が高く、多くの人が資格取得を求めているようです。
収納マイスターの資格は自分の部屋が整理できるという点はもちろんですが、片付けのプロとしてアドバイザーの仕事が昨今、需要が高まっているために人気の資格です。
同じ理由で、掃除のプロであるハウスクリーニングアドバイザーの資格も近年需要が高く、資格取得者も増加傾向にあります。
日本生活環境支援協会は資格認定を行う団体であり、資格取得のための教室や通信講座などは行っていません。そのため通信講座サービスの会社とは別物です。
資格取得には1万円程度の受験料が必要であり、資格項目によってはインターネットを使って在宅で試験を受けることもできます。
資格取得者の中には副業で住まいの片付けやガーデニングのアドバイザーをフリーで開業していることも多く、地域密着で活動することができます。
このように、実生活に密着した生活スキルの資格のために、仕事に役に立つ資格というよりは、生活していく上で役立つ資格であり、取得した資格がその後、役に立たない、ということがほとんど無いという意見が多いようです。
逆に、日本生活環境支援協会の資格はいずれも生活に直結したものであり、必ず産業に結びつくものです。幾つかの資格を取得すればそれに関する職業は必ず存在するため、結果として職業訓練にもなり得ているという評価もあります。
もし将来のために何かしらの資格が取得したいけど、どれが役に立つ資格なのかわからずに迷っているという人は、ほぼ確実に役に立つ資格であると評判の、日本生活環境支援協会の資格をチェックしてみてはいかがでしょうか。